私は犬が大好きで、今現在犬1匹(+猫2匹)を飼っています。

飼っている犬は、もうすぐ4歳になるキャバリア・キング・チャールズスパニエル(犬種名、以下キャバリア)で、大きな目に優雅な飾り毛、無駄吠えが少なく、飼い主以外の人や他の犬に対しても友好的で、大人しい素敵な犬種で、大切な家族の一員です。You Tubeでも‘飼いやすい犬種’や‘優しい犬種’のランキングで検索するとほぼ名前が出てくる犬種になると思います。

昨今の犬の飼育環境

35程年にも実家で犬(ミックス犬)を飼っていましたが、それ以来の飼育となります。今回犬を飼い始めて、35年前とは大きく犬を取り巻く環境が変わっていることに気が付きました。

そこで気づいた違いを記してみると、

・室内飼いが主流

・エサ(フード)の種類が豊富

・マイクロチップ装着義務

・遺伝子検査で性格や遺伝性疾患がわかる

等を感じました。

 

具体的には

室内飼いが主流…35年程前は庭や屋外ケージなど外飼いが主流だったように思いますが今は室内飼いが主流です。

・フードの種類が豊富…人間でも食べられる原材料でつくられた‘ヒューマングレード’や小麦・大豆・トウモロコシなど穀物を使用しない‘グレインフリー’というカテゴリ―、食いつきを良くする為のオイルコーティングの有無、アレルギー対策食など様々な種類があり、価格においても安価なものから高価なものまで、とても幅があります。

・マイクロチップの装着義務…販売された犬(猫)が迷子になった時など、マイクロチップを読み取ることで飼い主の元へ戻すことが出来る事などを目的として、令和4年6月からマイクロチップの装着が義務化となりました。

・遺伝子検査で性格や発症しえる遺伝性疾患がわかる…どのような行動特性を持っているかを検査し、犬の性格を知ることが出来ます。

遺伝性疾患について 犬種の発症しやすい遺伝性疾患を検査することが出来ます。

キャバリアに関しては遺伝性疾患の多い犬種として知られており、具体的には心臓疾患(僧帽弁閉鎖不全症)や変性性脊髄症、脊髄空洞症などの病気が挙げられます。特に心臓疾患に関しては、1歳ですでに33%がこの病気を持ち、4歳以上では60パーセントにもみられるそうです。我が家のキャバリアは、購入時遺伝子検査は未実施だったので、のちに遺伝子検査を実施し、変性性脊髄症と他2種類の遺伝性疾患について検査をしました。幸いにもひっかかる項目はありませんでした。また、心臓疾患に関しては獣医さんのところで年に1度診てもらっていて、今のところ問題はありません。

動物愛護 キャバリアの繁殖が禁止!?

ノルウェーでは、キャバリアの遺伝性疾患の多さから動物福祉法に違反しているとして、裁判所から繁殖禁止の判決が出たそうです。

また、

オランダでは、マズル(目元から口先までの距離)の短い短頭種のフレンチブルドックやパグなどは、呼吸器系の疾患が多いことから繁殖が規制され、

ベルギーのフランドル地方では、スコティッシュフォールド(猫)の特徴的な折れ耳は遺伝性骨形成異常症によるものであり、耳だけでなく体を痛がったり、動きに問題が出たりすることから、繁殖・販売が禁止となったそうです。

遺伝性疾患以外でも、

フランスでは、捨てられる犬や猫が後を絶たないことから2024年からペットショップでの生体の販売が禁止になるというニュースは記憶に新しいところです。

僕の大好きなキャバリアがノルウェーでは繁殖禁止というニュースには、戸惑いや寂しさ・悲しさを感じたのが正直なところです。

キャバリアの歴史

イングランド王チャールズ1世チャールズ2世が溺愛した犬でしたが、その後マズルの短い短頭種との交配が流行し、うまれたのがキングチャールズ・スパニエルというマズルの短い犬種です。そこからチャールズ2世時代の絵画の姿(比較的マズルの長い姿)に戻そうとつくられた犬種が‘キャバリア’・キングチャールズ・スパニエルとなります。

求められる動物福祉

犬種としての特徴をつくるため近親交配が行われ、その結果生まれながらにして遺伝性疾患の可能性が高いという状況は、その命の意味や価値を考えた時に不条理であり、だからこそ動物福祉が今求められているところにあると思います。

今後、遺伝子検査や適正なブリーディングを通じて健康なキャバリアが増えることを願いつつ、私自身としては我が家のキャバリアとしっかり向き合い、愛情をもって大事に育ててあげることが大切だと感じています。