歩いていると、ふと香ってくる金木犀の匂いで秋の到来を感じたりと、「香り」は、私たちの生活を彩る大切な要素です。身体の奥深くに実感としてあるように思います。

京都に薫玉堂という老舗があります。今度、横浜駅の直近にある「NEWOMAN」という新しい商業拠点に出店されました。早速先日行ってきました。

横浜駅そのものも混み合っているのですが、みんなマスクをつけて楽しんでいました。何カ所も手の消毒用の機械が設置されているので、「感染症対策が、よく考えられているな~」というのが施設全体への実感です。

薫玉堂というのは実は、寺院用のお香を取り扱っている老舗です。戸塚・善了寺は、薫玉堂さんにお世話になっています。京都に行くと本山のすぐ近くなので立ち寄ることも多いのですが、横浜店は、本当にがらっと雰囲気が違います。また、驚いたのが、お線香のパッケージがパステルカラーになっていて、多くの人が親しみやすいデザインになっていました。一度、是非訪れてみてください。

伝統が、伝統主義にならない。伝統は、「伝灯」として、明るい未来を照らすのだと思いました。

心をやわらかくすることって本当に大事です。出遇ってみないとわからないこともありますよね。それが、ちゃんと表現されている。

お香の伝統を主義にしない。すてきなチャレンジだと思います。

 

■薫玉堂ホームページ
https://www.kungyokudo.co.jp/

■薫玉堂のインスタグラム
https://www.instagram.com/p/CCKjzHMFwW5/

また、よろしければ、こちらのお香の記事も、ご覧ください。
江戸時代からあった!癒しにも健康にもいい江戸版アロマテラピー「香道」