戸塚・善了寺では、毎月8日に常例法話会という仏教のお話を聞く会が開かれます。
5月8日は、「永代経法要」という大きな法要が開かれました。
たくさんのお坊さんが集まり、雅楽の演奏も行なわれました。

この法要の準備にも、たくさんの方にご参加いただき、法要を迎えることができました。ありがとうございます。詳しくは、こちらをご覧ください。
春の恒例行事 おみがき がありました。

この「永代経法要って、なぜ行なわれるの?」と聞かれることもあるのですが、ちょうど法要の際に、住職からこのようなお話がありました。

永代経法要とは、前を歩かれた方々が永代にわたって末永くお経とお経の心「なもあみだぶつのいわれ」を大事に伝えてまいりましょう。という法要です。

親鸞聖人は、「先に生まれるものは、後を導き、後に生まれるものは、先を敬いたずねよ」と、果てしなく連なって途切れることのないようにと、み教えをお伝えくださいました。本堂の一本一本の柱や壁には、先人方の正信偈が染みこみ、私たちと一緒にとなえてくださっていることでしょう。

世間一般では、お経は、亡くなった方を永代にわたって供養するためにあげているととらえがちですが、浄土に生かされた方々と一緒になって、お経が染み込んでいる本堂の中で、お念仏が相続されてゆくのです。

永代にわたって、先に往生してゆかれた方々もご一緒になって、私たちもお念仏を相続して参りましょう。香樹院釋徳龍の句に『たすくるぞ。たのめの母の呼び声の、今ぞ聞こえし、なもあみだぶつ』というものがあります。必ず、たすけるとあみださまが、私たちに語りかけてくださったからこそ、あみださまをよりどころとして生きていって欲しいのだと、有縁の方々が、私たちに勧めてくださった、まさに、あみださまのはたらきそのものとしてとらえる事のできる句です。

永代経法要は、お念仏を相続する大事な日なのです。

毎月8日の法要の他に、戸塚・善了寺では毎朝「朝のおつとめ」を行なっています。日の出も早くなり、少し早起きしてスッキリした気持ちで一日をスタートできますよ。

また、お寺のことや、仏教の行事など疑問に思ったこと等も、ぜひ聞いてみてください。詳しくは、こちらをご覧ください。
→ 「朝のおつとめ」毎日開催中です