まもなく冬至ですね。(2021年の冬至は12月22日です。)

夏至から徐々に夜の時間が長くなってきましたが、ここから再び太陽の時間が伸びていきます。寒さのピークまではまだまだあるものの、年末ということもあいまって、ひとつの節目という感じがします。陰極まって陽となるこの日、日々の健康を祈って行われている風習がいくつかありますのでご紹介しましょう。

 

◎冬至南瓜
冬至には「ん」のつく食べ物を7種類食べるとよいと言われています。「ん」のつく食べ物、いくつ思いつきますか?

ナンキン(かぼちゃ)
ゴンボ(ごぼう)
ニンジン
コンニャク
レンコン
ギンナン
コンブ

この季節においしいものがたくさんありますね。ことこと炊いて、おいしい炊き合わせなんてどうでしょう。

 

◎小豆粥
秋に収穫したお米と小豆を一緒に炊いて冬至粥をつくります。お腹に優しいお粥ができそうですね。小豆とかぼちゃを合わせたいとこ煮を食べる地域もあります。

 

◎柚子湯
冬至の日、柚子湯に入ると風邪をひかないと言われています。お風呂に柚子を浮かべ香りを楽しむご家庭もあるでしょうか。柑橘の皮には身体を温める効果、香り成分にはリフレッシュ効果があります。柚子がすぐ手に入らない人は、庭木や身近な環境にある柑橘類で試してみてもよいかもしれません。

 

 

私たちのご先祖様は、冬至・夏至・春分・秋分のような節目や四季折々の節句を、大切にしながら暮らしてきました。五感で季節を感じ、四季の変化を楽しむと、自然と地球のリズムに身体が合っていきます。それが何より身体の緊張をほどいてくれる健康法のように感じます。

 

「おりおりに和暦のあるくらし」 旧暦くらし研究会 角川書店 2005