5月13日、聞思堂にて「辻ゼミバー@善了寺聞思堂ーーあんたも私もエコノザウルス!」を開催しました。
ゲストには、環境問題、社会問題をユーモアあふれる漫画・イラストで描いている本田亮さん、日本にオーガニックコットンを広め、さらなる新しい道を切り開き続けている渡邊智恵子さんをお招きしました。
また辻先生のゼミ生が、ワインや、コーヒー、自家製レモンジンジャー等のドリンクやパン、クッキー等を振るまいました。コーヒーはプロを招いて、淹れ方を教えてもらい、クッキーは自家製で材料などこだわって作ったとのこと。
会場には、本田さんのイラストが飾られ、コーヒー片手に
イラストに見入っている方もいらっしゃいました。
トークは、本田さんがイラストを描き始めるきっかけの話からスタートし、作品紹介へ。
サハラ砂漠を旅した際、白い砂漠にたどり着き「白い砂は全て貝で、昔この場所は湖だった」と知り、地球の環境変化を真剣に考えるようになった。そして難しく暗い話になりがちな「環境問題」というテーマを広告クリエイターの知見を活かして、分かりやすく伝えていきたいと考えて、イラストを描くようになったそうです。
エコノザウルスとは本田さんの捜索したキャラクター。「欲望を追求していって絶滅に進んでしまっている人間」をキャラクターにしたもので、「エコ」は「エコノミック」を指しています。
そして、本田さんの作品紹介の時間。ここではご紹介できないのですが、地球で起きている環境問題がクスっと笑えるイラストと添えられたひと言で分かりやすく表現されています。
会場が笑いに包まれることもありながら、紹介される地球環境の様々な危機的状況に、真剣に作品を見入る方も多くいらっしゃいました。
気になる方は、本田さんのこちらの本をチェック!

本田さんの作品見た後、トークの中心になったのは渡邊さんがおっしゃった「毎日生きている日常を、奇跡と感じること」でした。
物が溢れる環境で充足してしまっている人は「今日生きていることが、どれだけ奇跡的なこと」か気づいていない。

そいういうモノに満足させられている環境は「若者が無茶をしない」
「バカバカしいことができない(感じられない)社会になっている」ということの原因にもなっているのかもしれない等、色々な意見がかわされました。
モノの充足で、身近な起こっている奇跡的なこと、また見えない所で進んでいる環境問題を見ず、感心すら失っている状況に対して「その無関心をコミュニケーションによって『感心』に変えたい。」という、本田さんの力強い言葉が印象的でした。
トーク終了後も、ドリンクを片手にお客様同士で様々な会話がかわされ
新しいつながりが生まれる場にもなっていました。
次回の「辻ゼミーバー」もお楽しみに!
茶堂では、カフェ・デラ・テラのイベント情報も更新中です。
Facebookページにも「いいね」をお願いします!
https://www.facebook.com/chadeau0348/