本当に、日々厳しさを増す世情の中で、茶堂にご訪問いただきありがとうございます。離ればなれになることが多い中で、不安や心配を抱えながら暮らしを護っていくことは、本当に悲しいことです。心からお見舞い申し上げます。

最近、ご法事をお勤めされたくても、コロナウィルスの感染拡大を防止しようと、法事を延期される方も増えてきました。お話していると、苦渋の決断であったことがよくわかります。ご家族や、ご親戚、ご友人のいのちをまもることは、阿弥陀如来様の願いであり、往生された大切な方々の願いでもあります。どうぞ、一人で悩まないで、お寺にご相談ください。

中には、「ご住職に感染させたら申し訳ない。」という理由の方もおられました。本当にありがたいことです。

ご家庭のお仏壇を大切に

こんな時だからこそ、みんなで集まってご法事ができない分、ご家庭のお仏壇でのお参りを大切になさってください。そして、大切な方の毎月のご命日(月ではなく、亡くなった日付け)を意識して、お参りなさってください。ご自宅の中で、朝と夕方に時間をきめて、お参りする。手を合わせ、お念仏称えるだけで、一日のスケジュールにもメリハリがついてきます。

そして、これを機会に、お仏壇を大掃除してみませんか。不思議なもので、お仏壇をきれいにすると、こころも身体も引き締まるように感じます。一度大掃除をされたら、毎朝のお掃除も、簡単にすませられるようになります。

お掃除されたら、仏具の位置をご本尊阿弥陀如来様を中心に、基本的に左右対称に整えてみましょう。バランスが大事です。

お参りは、お念仏を称えることが大事です

親鸞さまは、お念仏を称える中に、いつも、み教えを伝えてくれた法然さまと、そして、多くの先達と出遇われました。そのお一人お一人が、みなともに、阿弥陀如来さまの本願のはたらきによって、私のために、現れてくださった方々と受け止めてゆかれました。

お念仏を称えることは、孤独の闇から救われていくことでした。「何のために生きているのか」「どうして、こんなにも理不尽なことがおきるのか」一人で悩まないでください。抱え込まないでください。

何もできない、そんなときに、悩みを抱えたまま、お念仏称えましょう。
気分が晴れるとか・・・。病気にならないとか・・・。そんな話では決してありません。

お念仏称えることは、真実の言葉を聞かせていただくことと一つです。阿弥陀如来様が、よびかけてくださる。「われにまかせよ必ず救う」その仰せをそのままいただくばかりです。そこには、お念仏をすすめてくださった、多くの先達の言葉を聞かせていただく世界が開かれてきます。

今、だからこそ、大きな視野からいのちをうけとめる智慧と慈悲の言葉に出遇わせていただきましょう。親鸞さまも法然さまも、本当に尊いみことばをたくさん語りかけてくださいます。