内側に秘められたものを引き出すような、本来の教育を。

ガンディー思想の継承者サティシュ・クマールは、「ヒューマン・スケール(人間の身の丈に合った)教育運動」を展開する中、イギリス南西部にシューマッハー・カレッジを設立した。

「ヒューマン・スケール教育運動」とは、本来の教育のあり方を取り戻そうとする運動のこと。では、本来の教育とはなにか?サティシュの教育思想から「学ぶ」ことの意味を探る……。

記念すべきスローシネマ第一作『サティシュ・クマールの今、ここにある未来』の完成から8年、制作チームはいま一度、サティシュの言葉にじっくりと耳を傾け、彼の思想を学びなおす作品を手がけたいと、イギリスの南西部に位置する「シューマッハー・カレッジ」へ飛びました。

サティシュさんの存在、言葉、エネルギーは、つい“怖れ”の中に陥ってしまいそうな私たちを、いつも励まし、勇気づけてくれるものです。

彼が眼の前にいなくても、映像を観ればすぐに寄り添ってくれるような、イキイキとした息づかいの伝わる作品をいま一度つくりたい、そんな想いが本作品には込められています。

詳細はこちらまで。
「サティシュ・クマールDVDブックプロジェクト2018」
http://slowcinema.net/crowd/project/satish-dvd-crowd/

上映後は、製作者の辻信一さんと上野宗則さんを囲んでシェアリングを行い、さらに学びを深めたいと思います。(12/6のみ実施)

またカフェ(open 18:00)では、イベント限定の有機野菜をたっぷり使ったフードやアルコールをご用意してお待ちしています。ぜひお気軽にお越しください。お申込みは、下記のイベント詳細「お申込み」をご覧ください。

イベント詳細

■日時
2018年12月6日(木)、12月20日(木)

■タイムスケジュール
・開場:18:00
・上映19:00~20:12(72分)
・トーク20:30~21:00(30分)
※トークショーは12/6のみとなります

■会場
善了寺境内内「カフェゆっくり堂」(JR戸塚駅東口より徒歩7分)

■参加費
1,000円+カフェでのワンオーダー

■お申込み
イベントタイトル、参加日、お名前、人数、連絡先、ひとことを添えて、ナマケモノ事務局「 info@sloth.gr.jp」までお申し込みください。

■主催
ナマケモノ倶楽部

■協力
カフェ・デラ・テラ、カフェゆっくり堂

サティシュ・クマール(Satish Kumar)

現代を代表するエコロジー思想家。ガンディーの非暴力思想の継承者。インド・ラージャスターン州生まれ。

25歳の時、当時4つの核保有国の首都(モスクワ、ロンドン、パリ、ワシントンDC)に核廃絶のメッセージを届ける約13,000㎞の平和巡礼を、無一文・徒歩で2年半かけて踏破。

1973年より、経済学者E.F.シューマッハーの呼びかけに応じてイギリスに移住。環境、経済、科学、文化、アート、スピリチュアリティ―の融合を提言する『リサージェンス&エコロジスト』誌の編集主幹となり、現在、名誉編集者。

「ヒューマン・スケール教育運動」を展開し、イギリス南西部に「スモール・スクール」と「シューマッハー・カレッジ」を創設した。

邦訳書に『君あり、故に我あり』(講談社学術文庫)、『人類はどこへいくのか ほんとうの転換のための三つのS〈土・魂・社会〉』(ぷねうま舎)、『サティシュ・クマールのゆっくり問答with辻信一』『恐れるなかれ(フィアノット)愛と共感の大地へ』(以上SOKEIパブリッシング)などがある。