台風10号の影響を受ける中、多くのご参拝を頂き「善了寺盂蘭盆会門徒総法要・全戦没者追悼法要」をおつとめさせて頂きました。

毎年御講師には、教育カウンセラー富田富士也先生をお招きして「平和といのち」を考えるお話を頂いています。

今年はお盆をご縁に、『拝読 浄土真宗のみ教え』より「お盆」のご文を中心にお話しを頂きました。

この世の縁つきて、お浄土に往生された大切な方々が、阿弥陀如来様のはたらきによって無上の悟りを頂き、仏さまとなって、私たちの苦悩を共にし、煩悩に振り回されているわが身を気付かせてくださる。

亡き人は、私と共にある。お盆を通して、私は決して孤独ではなく、阿弥陀様の救いの目あてであったことに気づかせて頂くことは大切なことである。

また、戦争体験をされた方が年々ご往生される中で、戦争を直接経験していない世代が、どのように、往生された方々とつながっていくのかが重要である。

と、お話くださいました。

「生きているものだけでこの世は成り立っているわけではない」という謙虚な学びの大切さを、あらためて頂戴いたしました。ありがとうございました。