9月8日の夜、台風15号が関東地方に直撃しました。強風で家が揺れて地震のようでした。さあ、台風一過の翌日。

爪痕が残る朝にもかかわらず、お朝じにお参りの方がいらっしゃって、住職は、有ることが難しいから有難い、こうしてお参りされる方がいて、おかげさまで何千年も仏教はつながってきたとお話されました。

デイサービスでは、出勤日でもないのに所長が出勤してくれ、大渋滞で遅刻してくる職員のフォローに入ってくれ、おかげさまで、何とか送迎開始。

同じくデイサービスにて、電車が止まり出勤できなかったスタッフを、ご主人様が車で送迎してくれ、おかげさまで、出勤してきてくれました。

「こんな日は、いくら人手があっても良いでしょう」と言って、デイサービスにボランティアに来てくれたAさん。おかげさまで、すっかり助かりました。

境内の大木の枝がボキボキ折れて、散乱していたのを、学校が臨時休校になった子供たちが炎天下の中、大汗かきながら拾い集めてくれ、おかげさまで、片づきました。

境内一面、緑の葉っぱの絨毯をはいていたら、「ぼくたちも・・・」と手伝ってくれた優しいデイサービスの男性たち。おかげさまで、きれいになりました。

「お母さん、今日は疲れたでしょう」と言って、夕飯を作ってくれた娘。おかげさまでおいしくいただくことができました。

おかげさま 台風一過に 身に染みる

文:横浜戸塚・善了寺 坊守(※)
※「ぼうもり」と読みます。住職の連れあいです。
鎌倉時代から大切にされてきた言葉なんですよ。
時々つぶやきますので、優しくお付き合いください。