4月14日、善了寺の境内にある「カフェゆっくり堂」にて、熊本から天の製茶園の天野浩さんをお招きして「一口のお茶から、広がる世界」という内容で、講演と、効き茶会が開催されました。

そのとき、善了寺のお茶の木の葉を摘んで飲ませてくれました。それを、試飲させていただいたデイサービスの職員によると、まったりとして、とってもおいしかったとか。天野さんは、善了寺のお茶の木は、古木でおそらく、200年位、経っているのではないかと話されていました。

天野さんによると、通常、お茶を、販売するまでには、12回くらい消毒をされているものが多いらしいですが、天野さんの販売されているお茶は、無農薬だそうです。

善了寺のお茶の木も、全くの無肥料、無農薬です。(と言うより、飲もう、また、飲めるなんて意識したことすらなかったです。)
灯台もと暗しと言いますが、恥ずかしながら、こんな身近に、毎日頂くお茶が、あったのに、わざわざ、農薬を使ったお茶を、飲んでいたとは…⤵️

まさに「一口のお茶から、広がる世界」です。

4月の天気のよい日に、新芽を摘んで、軽く洗い、天日干ししてみました。そして四日間、天日干しして、カラカラになったお茶の葉をもみ、お湯を注いで飲んでみました。

↑天日干し後のお茶の葉

サッパリ、すっきりしたハーブティのような味で、なかなかいけます。この飲み方は紅茶の方法で、工程の途中で蒸せば緑茶、煎ればウーロン茶らしいです。

善了寺の入り口に、ちょこんと植わっているお茶の木を、23年間は横目で見ながら、ずっと素通りしてきたのですが、お茶を頂いてから、急に親しみと愛着が、わいてきました。

文:坊守
※「ぼうもり」と読みます。住職の連れあいです。
鎌倉時代から大切にされてきた言葉なんですよ。
時々つぶやきますので、優しくお付き合いください。