3月16日(土)、毎月善了寺でお勤めしている『親鸞聖人と、住職の恩師浅井成海先生の月のご命日法要』の日でした。

その日はちょうど、日本ボランティア学会残党大会が善了寺本堂で開催されました。

↑京都大学の藤原辰史先生、明治学院大学の猪瀬浩平先生と善了寺住職でのトークセッション。テーマは「功徳を越えて」。

↑静岡県立大学の学生さんが司会をしてのワークショップ風景。

日本ボランティア学会残党大会の1部終了後、いつもの法要の2時に合わせて、『親鸞聖人と、住職の恩師浅井成海先生の月のご命日法要』のお勤めをしました。

いつもは、ご門徒の参拝者5,6名の法要ですが、この日は、約50名ほどの法要になりました。

初めて善了寺にお参りされた方の方が多いわけですが、住職の丁寧な登禮盤の作法に、厳粛な空気が流れました。その時の住職のお話をご紹介させていただきます。

命日というのは、自分の先祖とか、自分の知っている人のためという話だけで、伝えられてきたものではなかったのではないでしょうか?

大事な方の死を通しながら、多くの先人方ともう一度出遇いなおし、自分自身もまた死と向き合うなかに、人生を学ぶ。そんな大事なご縁だったのではないかと思います。

今からさせていただくお作法は約400年ほど前から伝えられてきているお作法です。作法は、先人と出遇いなおす大切なご縁です。みなさんにも、お一人おひとりの思いを大切にしていただきながら、合掌礼拝の作法をご一緒いただければと思います。

合掌礼拝には、非戦の願いが伝えられてきているとお聞かせいただきました。。戦いに非ず、ということは、戦いではない別の道をみんなで模索していきましょうという願いがそこに息ずいているのです。

過ぎ去った昔のことではなく、今を照らし出す光として、今日のご縁をいただきながらお参りいただければと思います。

このように味わわせていただきました。

「朝のおつとめ」は、通常朝の7時より行なっています。
1日の始まりを、善了寺でのお参りからはじめてみませんか。
どなた様でもお参りいただけます。
どうぞお気軽にお越しください。

文:
横浜・戸塚
善了寺 坊守(※)
※「ぼうもり」と読みます。住職の連れあいです。
鎌倉時代から大切にされてきた言葉なんですよ。
時々つぶやきますので、優しくお付き合いください。