戸塚・善了寺では、不定期ではありますが、月に1、2回ほどイベントが開催されています。
今は、今年11月に開催される【「しあわせの経済」世界フォーラム2017 】に向け、「ローカリゼーションカフェ」が開かれています。

ローカリゼーションとは、世界中の地域とつながりを持ちながら、柔軟に形を変えていくプロセスです。人、地域、自然のつながりを再生させることによって、私たちが見失ってきた「生きる目的」と「安心して暮らせる未来」を再発見することができるのです。

その再発見に向け、衣食住、農、エネルギー、地域再生、教育、金融など、様々なテーマを設定し、ゲストと共にトークイベントが開かれています。それがローカリゼーションカフェです。

これまでにも何度か開催されてきましたが、その中で食料自給率という言葉を聞くこともありました。そこで思い出したのが、私のふるさと十勝の食料自給率でした。

北海道十勝地方のカロリーベースでの食料自給率は、約1100%です。

日本の食料自給率は39%
北海道は208%
神奈川県だと2%
(*食料自給率に関するデータは、農林水産省ホームページを参考)
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/index.html

いかに1100%という数字が、桁外れであるかがお分かりになると思います。
食料自給率というのは、国内の食料消費が、国産でどの程度賄えているかを示す指標です。
つまり、十勝地方の食料消費数を100とした時に、1000余るという数値です。
その余った分を、全国に出荷し、循環させています。

日本の食料自給率は、数値でみても分かるように39%とかなり低いです。
けれども、普段生活をしていると、食料自給率が39%とは思えないほど、食べるものに溢れているように思います。

それは足りない部分を、海外からの輸入に頼り賄っているからです。
この食べ物は、どこから来たのだろう。
食事をする時に、考えてみてください。
今食事をしている場所から、遠くかけ離れた食材が使われていることが、多いことに気づきます。

「地産地消」
この言葉を耳にすることが増えてきたような気がします。
なぜ地産地消なのか。
それは、そこで取れた食材を消費することが、その地域を豊かにするからです。
生産した地域で消費されれば、余計なコストもかかりません。
また、十勝のように多くの生産量に恵まれた地域の食材を消費することが、地方を豊かにします。
さらに、それが安定した食料提供へとつながり、大きな視点で見れば日本を、私を支えていくことになります。
食材の生産地を気にしてみる。
安ければいいと、値段ばかりに価値観を支配されるのではなく、その一つの選択が、地域を豊かにする可能性を秘めているのです。

ローカルに視点を向けた選択をしてみませんか?
そのローカルについて、一緒に考えてみましょう。
7月14日に、戸塚・善了寺で「ローカリゼーションカフェ」が開催されます。

詳細は下記より
ぜひお越しください。

ローカリゼーション・カフェ「山崎亮さんに学ぶ〜コミュニティデザイン〜」開催

 

 

岩﨑