「恩送り」とは……

NPO法人カフェ・デラ・テラの活動やイベントでは、決まった参加費などは設けていません。その代わり「恩送り」という形で、参加いただいた方からお気持ちを頂いています。その際、いただくモノは、参加された方によって様々です。「お金(金額は参加された方にお任せしています)」の場合もあれば、「イベントのお手伝い」であったりと、様々な仕方でいただいています。

「それって恩返しじゃないの?」と思われる方の多いと思いますが、「恩返し」とは少し異なります。「恩送り」は、恩を受けて方に恩返しができないとき、また、返し切れない御恩を頂いたとき、他の人の幸せの為に受けた恩を贈っていくことです。

すでに恩を受けているので、恩返しは要求しない。する必要がないのです。そして、自分の幸せの為に贈られてきた御恩ですから、自分勝手な押し付けではなく、相手の幸せを思って贈ることです。「報恩」という考え方の中には、この恩送りという発想が含まれています

 

「恩を受けること」とは「育み」と共にある

カフェ・デラ・テラの活動は、皆さんからの多くのご恩によって成り立っています。お金であらわされる方もおられます。また、身働きで表す方もおられます。本当に有りがたいことです。お金で収めてくださる方も身働きの方も、その他に色々な形であらわされている方々も、みなさんから尊いご恩を受けてカフェ・デラ・テラは活動しています。
そのご恩には、私たちを育み、そして、みなさんを育てる、功徳があるのだと思います。お互いに無力な人間です。できることも限られています。ですから、自分で自分の行いを、たいしたことないと評価してしまいがちになるかもしれません。

でも、どうか「みなさんのご恩が、カフェ・デラ・テラを育んでいる」ということを大切にしていただければと思います。イベントの場を消費して、なんのつながりもなく、損得だけで成り立っている場では決してありません。この現代社会で、スロームーブメントをつくっていくことは、私たちを育む大地を守り、無力なひとと人がつくりだした社会を他のいのちと共に生きる社会へと育み続け、その中にいのち恵まれた私自身を育み続ける営みなのです。

学ぶことは、お育てを頂くことと一つになっています。皆で学び合い、育ちあう、それが、カフェ・デラ・テラなのです。

 

育ちあうまち、育み続けるまちをつくろう
~戸塚は街道のまちだからこそ~

私たちは、地域を大切にしています。もちろん地理的な近さは重要ですが、そればかりではないとカフェ・デラ・テラの活動を通して実感しています。イベントには本当に遠くから多くの方々に集まって頂いております。善了寺の建築ストローベイルワークショップでは、皆さん全国から手弁当で、志を持って集まってくださいました。
戸塚は、街道のまちです。だからこそ、全国のたくさんの方々へとつながり、そして、様々な地域の文化へつながっている「まち」なのだと感じています。そして、街道がつなぐ、育ちあうまち、育み続けるまちづくりのお手伝いができればと思っています。
学び合い、育み続ける活動でありたい。それが、「恩送り」を大切にしている願いです。みなさんの社会を育む願いを届けてください。それが、お互いを育てる「恩送り」なのです。
 
 

NPO法人カフェ・デラ・テラは、
みなさまの「恩送り」で育まれています

NPO法人カフェ・デラ・テラは、学びの場です。今までもこれからも、善了寺のほとけさま、ご門徒のみなさん、明治学院大学のみなさん、特に、辻信一先生、多くの方々のお育てをうけて活動を続けていきます。学生のみなさん、そして、地域のみなさん、とつか宿駅前商店会のみなさん、心から感謝申し上げます。そして、イベントに参加してくださるみなさん、本当にありがとうございます。