3月18日から24日まで春のお彼岸です。
期間中、毎日、午前10時からと午後2時からご本堂で法要をお勤めいたします。
21日の午前10時からは、共同墓地の法輪廟でのお勤めがあり、
同じく午後2時から、総法要がございます。
どなたでもお参りできますので、お気軽におまいりくださいませ。

~お彼岸に寄せて~
「暑さ寒さも彼岸まで」と申しますが、暑さに偏ることなく、寒さに偏ることのない素敵な季節ですね。私たちは、「偏ること」で見えなくなっていることがたくさんあるのではないでしょうか?生きているものだけでこの世を決めつけていませんか?多くの先人の願いや思いそして、未だ生まれていない子供たちの思いに心を寄せていく事。仏教では、偏りを超えていく実践を「中道」(ちゅうどう)と申します。それは、妥協点を探るという道ではありません。苦悩の現場に向き合いながら、ともに悩み共に考え、実践し、私たちの価値観では計ることのできない苦を超える道を見出していくことを申します。仏道の実践のあり方です。

お彼岸は、阿弥陀如来様によって恵まれた、偏りを超えていく世界です。苦悩の凡夫に代わって、「中道」を実践され、仏となられた、私たちを救おうとはたらかれる阿弥陀如来に出遇い、生死を超える道を共にお聞かせいただきましょう。