先日、芽が出て喜んでいた和綿畑!

久しぶりに見に行ったら、思わず「アチャー……」と声が出てしまいました。あっという間に、草だらけ。

大事な和綿の芽がぁぁぁぁ……。

でも、こんなにも草が育つという事は、土良し!水良し!日当たり良し!という証。

去年は芽が出ないことに悩み、二回も種を蒔き、哀しい思いをしたわけで……。

お釈迦様の言葉が、身に沁みます。

田があれば 田に悩み、家があれば 家に悩む。
牛馬などの家畜や、金銭・財産・衣食・家財道具…
さては使用人にいたるまで、
あればあるにつけて 憂いはつきない。

また、田がなければ 田をほしいと悩み、
家がなければ 家がほしいと悩む。
牛馬などの家畜や、金銭・財産・衣食・家財道具…、
さては使用人にいたるまで、
なければ ないにつけて、また それらをほしいと思う。

たまたま、ひとつが得られると、他のひとつが欠け、
これがあれば あれがない というありさまで、
つまりは、すべてを取りそろえたいと思う。

そうして、やっと これらのものが みなそろったと思っても、
それは ほんの束の間で、すぐにまた 消え失せてしまう。
(仏説無量寿経)

さあ、和綿救出のため、草取り頑張ります!

 

文:横浜戸塚・善了寺 坊守(※)
※「ぼうもり」と読みます。住職の連れあいです。
鎌倉時代から大切にされてきた言葉なんですよ。
時々つぶやきますので、優しくお付き合いください。