生態共同体活動家であるファン・デグォンさんが来日されます。

独裁政権下にでっちあげのスパイ容疑をかけられ、あらゆる拷問の末に投獄されるなど、理不尽な人生を強いられた経験をもちながら、「すべての生命は平和である」とファンさんは言います。
ファンさんの智恵とエネルギーに触れ、対立や怒りや悲しみを超えた平和を、わたしたちの内につくり出す学びに取り組んでみましょう。

善了寺の開催では、映画『ファン・デグォンのLife is Peace with 辻信一』の上映に加え、ファンさんと辻校長とのトークで、学びを深めていきます。

開催概要

■日時:10月21日(金) 18:15~21:00 (開場 17:45)
※当日17:15から、同じく善了寺にて、ファンさんを囲んでの辻ゼミが公開で行われることになりました。ぜひ合わせてご参加ください。ゼミの開場は16:45になります。

18:15~ 平和法要
18:30~ 映画「ファン・デグォンのLife is Peace with辻信一」上映
20:00~21:00 ファン・デグォンさんお話会 with 辻信一

■会場 善了寺 本堂(横浜市戸塚区矢部町125)

■出演:ファン・デグォン(通訳/キム・スヒャン)、辻信一(ゆっくり小校長)
※出演者のプロフィールはこのページの下に記載しています。

■参加費:2,000円+恩送り

※恩送りとは・・・誰かから受けた恩を直接その人に返すのではなく、別の人へと送る、広い意味での恩返し。めぐり、つながる、いつくしみや感謝の心。今回に限らず、 今後の活動の継続をサポートする気持ちを込めた“寄付(ペイフォワード)”をお願いしています。
恩送りについては、茶堂の記事「恩送り(おんおくり)~それは、育ちあうまち、育み続けるまちをつくる営み~」も、ぜひご覧ください。

■人数:70名(先着順)

■主催:NPO法人カフェ・デラ・テラ ゆっくり小学校
協力:善了寺

■お申し込み:以下のページのフォームよりお申し込みください。
https://ssl.kokucheese.com/event/entry/425685/

■お問い合わせ:
事務局担当 石井 miyakopal18@gmail.com

出演者プロフィール

・ファン・デグォン(黄大権)
1955年ソウル生まれ。著述家、生態共同体活動家。1985年、留学先の米国から帰国したその日に、身に覚えのないスパイ容疑で当時のKCIA(国家安全企画部)に拘束され、2ヶ月に及ぶ拷問の末、北朝鮮のスパイに仕立て上げられる。死刑求刑後無期懲役の判決を受け、1998年に特赦による釈放までの13年2か月、独房で牢獄生活を送る。釈放後、アムネスティ・インターナショナルの招きにより、ロンドン大学インペリアルカレッジで農業生態学を学ぶ。2002年、獄中から妹に送り続けた絵手紙が『野草手紙』として韓国で出版され、100万部を超えるベストセラーとなった。現在は、仏教僧・道法師を中心に結成された「生命平和結社」に参画し、エコロジーと平和運動を展開しながら、ヨングァンに生命平和マウルを建設している。

・辻 信一
文化人類学者。環境運動家。明治学院大学国際学部教員。
「スローライフ」「GNH」「キャンドルナイト」などをキーワードに
環境=文化運動を進める一方、環境共生型の「スロー・ビジネス」にも取り組んできた。東日本大震災以後は、「ポスト311を創る」キャンペーンを展開、2014年度より『ゆっくり小学校』を開講。
『スロー・イズ・ビューティフル』(平凡社)、『ナマケモノ教授のぶらぶら人類学』(SOKEI)など著書多数。最新刊は、『よきことはカタツムリのように』(春秋社)。
2009年よりDVDブックシリーズ「アジアの叡智」を刊行、その最新刊は『タシデレ! 祈りはブータンの空に』。
HP:
http://www.sloth.gr.jp/tsuji/
http://slowcinema.net/
http://yukkuri-web.com/smallschool