日本では古来より、大麻は神聖なものとして取り扱われてきました。

縄文時代初期より栽培され、生活の中で様々なものに活用されてきたと言われています。
今回、善了寺の建築では、親鸞聖人が麻の和紙の衣(紙子の衣)を大切にされていたという伝承をご縁に、麻紙の壁紙を中心に麻を建材として採用しました。

上野さんは、日本古来の麻づくりを60年ぶりに鳥取県智頭町で復活させた方です。お話からは本当に素敵な学びが得られます。

善了寺では古来から人々の暮らしに生きる素材と共に本堂を建築しています。
自然と共にある持続可能性の文化に学びながら、皆さんとご一緒に、私たちの生活のあり方、地域のあり方を学んでいきたいと思います。

【開催概要】

日時 平成27年11月20日(金)

午後6時 開場 〜 午後8時30分 終了予定

午後6時30分 講演会 〜 午後7時10分頃 休憩 〜 引き続きトークセッション

ゲスト 産業用大麻栽培者 上野俊彦さん

聞き手 明治学院大学教授 辻信一さん

参加費 無料

会 場 善了寺聞思堂 戸塚区矢部町125

主催 矢部町 善了寺 協力 NPO法人カフェ・デラ・テラ

問い合わせ先  080−5182−3479 メール yan0348@gmail.com

イベントページ フェイスブックにつくりました。参加申し込みはこちらから。https://www.facebook.com/events/1655073198108633/

上記メールからでも受け付けます。

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ゲスト 上野俊彦氏 プロフィール

大麻農家。八十八や代表

兵庫県出身。
営業マンとして働くも、いつしか国際ジャーナリズムを志すようになり、
渡米して学ぼうと思い立ち、その前哨戦として世界50か国を放浪。
紛争地等で難民の置かれている苦境を目の当たりにしたり、
貧困地域の支援体制に疑問を持つうちに、どこの国も人ではなく、
社会システムに問題があることに気づき、
本質的なものを追及するにはこの道ではないとその志を閉ざす。
帰国後は瞑想や断食を経験し、食の大切さに気づかされる。
そしてエコビレッジの創造的なむらづくりに参加するも、
東北大震災にて東日本より鳥取に移住。
日本古来のあらゆるものに想いを馳せつつ、
現在は産業用大麻を栽培しながら自給自足の暮らしと、
食とエネルギーの地域自給経済圏構想を模索中。

日本麻振興会鳥取支部長、NPO法人日本麻協会理事、
株式会社八十八や代表取締役。3児の父。

HP:http://www.8108ya.co.jp/

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聞き手 辻信一氏 プロフィール

文化人類学者。環境運動家。明治学院大学国際学部教員。

「スローライフ」「GNH」「キャンドルナイト」などをキーワードに
環境=文化運動を進める一方、環境共生型の「スロー・ビジネス」にも取り組んできた。東日本大震災以後は、「ポスト311を創る」キャンペーンを展開。

著書に『スロー・イズ・ビューティフル』(平凡社)、
ゆっくりノートブックシリーズ(全8巻、大月書店)、
『ナマケモノ教授のぶらぶら人類学』(SOKEIパブリック)など。
最新刊は、『「しないこと」リストのすすめ〜人生を豊かにする引き算の発想』(ポプラ社)。

2009年より、DVDシリーズ「アジアの英知」現在第5巻まで刊行)を手掛ける。